●糸や生地を製作する際には、ワックスや糊づけをせずに、製織や編みたてすることを基本としています。
生地の特性上、糊づけやワックスづけが必要な場合のみ、天然由来のでんぷんのり、蜜蝋ワックス等を使用します。
細番手の糸を使用する際で、織機の都合上どうしても糊付けしなければ織れない場合のみ、でんぷんのりに助剤として少量のポバール化学のりを加えますが、使用量を最小限にとどめ、仕上げのソーピングによって残らないようにしています。
●オーガニックコットンと通常のコットン及び化学繊維の混紡・混織はおこないません。伸縮性を求めるために、天然ゴムやポリウレタンなどを使用する場合は、素肌に直接触れないように、オーガニックコットンでカバーリングした糸を使います。なお、使用した場合は表示基準以下でも、製品表示等に明記しています。
●縫製糸は、オーガニックコットン100%のノーワックスの縫い糸を使用します。だたし、とくに伸縮性の高いニット素材の縫製においてのみ、生地の適正により一部ワックスを使用する場合があります。
●精練やソーピングは、お湯・水洗いを基本とします。糸の特性上で、糊づけやワックスづけが必要な際は、それらを落とすために苛性ソーダ、天然由来の酵素、天然せっけんを使用する場合があります。
●製品加工は、脱色、漂白、防縮、柔軟等の化学処理加工をすることなく、製品に仕上げています。